ホロヴィッツ(作曲家)とジャズハープシコード協奏曲について、ちょっと調べてみた
おもしろい曲を見つけました!
ホロヴィッツのジャズ・ハープシコード・コンチェルトです✨
ということで、今日はこの曲あたりのことについて少し調べてみました✏
ジョーゼフ・ホロヴィッツ(Joseph Horovitz)は、オーストリア、ウィーン出身のイギリス人の作曲家で、指揮者だそうで
1938年に両親と共にイギリスに移住し、パリにてナディア・ブーランジェ(Nadia Boulanger)に師事したこともある、おそらく今もどこかに住んでおらる方です🌱
この曲の誕生のきっかけは、ジョージ・マルコム(George Malcolm)という、イギリス人のハープシコード奏者で指揮者でもあった人物
(ハープシコード奏者としては言うまでもなく、指揮者としても、ブリテンが夏の夜の夢の2,3回目の指揮者として依頼したくらいすごかったらしい✨)
が、たまたまリハーサルの休憩時間に、ハープシコードで、ジャズの即興を弾いていたのを聞いたホロヴィッツが、1965年に彼のために作曲した作品だそうです🍀
ちなみにマルコムは、戦時中に軍楽隊に所属しており、そこでライブミュージックをする際に、このようなジャズの即興をよくしていたそうであります♪
(英語のリスニングがあっているかは、分かりません。笑)
ホロヴィッツは、ウィンド・オーケストラや、ブラスバンドの曲、金管楽器の曲を多く残しておられ、ピアノとして、あまり馴染みが薄い作曲家かもしれませんが
なんとも明るい、一見分かりやすい曲をたくさん書いているので、大好きな作曲家であります✨✨
この曲に関してちらっと一言残しておくと、まずニュアンスがほとんどつけられないハープシコードという楽器を用いて、ジャズという完全にバロックではない分野が成り立つのか?と思いましたが
考えてみれば、コードという共通点があるので、あながち遠いものでないのかもしれないし
室内楽団と一緒にすれば、そのバランスを取ることはそんなに難しいことではないし
何しろこのバロック時代の楽器そのものの音が、新しい響きを生み出しているし、機械音ではない、生の温かみをもつ新しいサウンドとして、存在しているので
ただ旋律のメロディーを使用するだけでなく、このようなサウンド自体を利用することも、ネオ・クラシックの可能性だったのかもしれない
と思いました✏✏✏
このビデオの最後に、
ジャズプレイヤーは、おそらくこれはジャズではないと言うだろうが、この曲をなんと呼んだらいいのかは分からないし、私は、これをジャズと呼ぶ
というようなことを仰っていて、新しいジャンルの発掘とはこういうことなのかもしれないなーなんて思いました😋
演奏機会が少ないからか、あまりいいビデオが見つからなかったのですが、ユーフォニウムの協奏曲やブラスバンドの曲でかっこいい曲がたくさんあったので、見つかり次第、ここに追加したいと思います✨
それではまた次回😺
追記①
ホロヴィッツジャないけど、クラヴィコードでグルダがジャズっぽい即興してました
それから、パリ音のジャズの先生であるメデリック・コリニョン(Médéric Collignon)氏も、バッハとジャズは一緒だと仰っていたことを思い出しました
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