ルーセル(作曲家)について調べたかったのに、話があらぬ方向に進んでしまいました
アルベール・ルーセル(Albert Charles Paul Marie Roussel)という本名がとても長いフランスの作曲家をみなさんご存知ですか?
私は、あまりよく知りません。(おいおいっ!)
ということで調べてみました🌱
はじめましての印象
初めて曲を聞いたり、弾いたりしていて、どうやらこの方は、フランスの作曲家の中でもちょっと特殊なキャラクターをしていたのではないか?という印象を受けました✨
そして、先生にも、この人の交響曲聞いたけど、絶対フランス人じゃないと思う、なんてことを言ってみたら、まあ「ドビュッシーとベルクの間の人だからねー」なんて答えが帰ってきました
今やっている曲が、どう考えても中国っぽい🇨🇳ので、軽く調べてみたら…それもそのはず!
この方どうやら海軍を目指しており、1889年、1890年にインドシナ近海に勤務されていたようです⚓
きっと、その際に中国などアジアの芸術に触れて、それが作曲にも影響しているのだろうなーと納得しました😌
ドビュッシーにしろ、ラヴェルにしろ、ルーセルにしろ、異国の文化はやはり新鮮でおもしろいものだったのかもしれません
フランスの作曲家の年代ざっと確認!
ということで、この関係性を整理するためにフランスの作曲家のルーセル前後の年代をざっと確認したいと思います!
サン=サーンス 1835-1921
マスネ 1842-1912
フォーレ 1845-1924 サン門下
シャブリエ 1841-1894
ドビュッシー 1862-1981
ルーセル 1869-1937
P.デュカス 1865-1935
ラヴェル 1875-1937 フォーレ門下
シュミット 1870-1958 フォレマスネ
サティ 1866-1925 ルーセル門下
J.R.デュカス 1873-1954 フォーレ門下
ヴァーレーズ 1883-1965 ルーセル門下
デュレ 1888-1979 ※6人組
オネゲル 1892-1955 ※
ミヨー 1892-1974 ※
タイユフェール 1892-1983 ※
プーランク 1899-1963 ※
オーリック 1899-1983 ※
ジョリヴェ 1905-1974 ヴァ門下
メシアン 1908-1992 P.ドュカ門下
ここの欄はまたどんどん追記していくと思いますが、ざっとみてルーセルがヴァーレーズにいってジョリヴェに繋がるとなると、なにか納得できるものがあります
例えば、ルーセルの歌曲にJazz dans la nuitという曲がありますが、
(個人的な思い出にルーセルの歌曲le jardin mouilléに苦しめられたことがあるので今思えば音楽の方向性を変えるべきだったのかいや初期の作品だし印象派っぽく弾いたのは間違いではなかったのかもしれないとかかんとかいろいろ…。)
これをジャズと題したルーセルの、何をしてジャズとしたのかという視点がとても興味深いし、その視点は孫弟子であるジョリヴェのトランペット協奏曲なんかによく現れているのかもしれないと思いました
サティやヴァーレーズがルーセルに習っていたとしたら、やはり改革者になりたい人が集まったのかもしれないですね
若きフランス世代における音楽は、こうした実験を継承していった形なのかもしれません✨✨
ってことでルーセルとは
なんだか話が壮大にずれていまいましたが、ルーセルは音楽が変化する途中の人だったのかもしれません
もっと現代からさかのぼったり、こういう師匠と弟子の関係性を紐解いていくことで、新たな発見もあるのだなぁと気付かされました
音楽だけじゃなくて、演奏法も同じなのかもしれないですね🎹
まだまだ研究の余地ありだなーという感じなので、今後も情報収集していきたいと思います♪
今日は長くなってしまったので、ここまで😋
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