鉄コン筋クリート ネタバレになるかも
鉄コン筋クリート鑑賞。
信頼できるものがない、己だけを信じる闇なんてものを再認識させてくれた映画。
以下ネタバレあり。
ひとつのことを突き詰めてると、他人の目線からの考え方とかを正直忘れてしまいがち。邪魔に感じることも多々あるんだと思う。
そして、そういう多方向からの考えがクロだとして、己の考えを突き通すのがシロだと思いがち。というか、そう思うことで自分を強くする。
人間みんな、そういうのを多かれ少なかれ持っていて、クロとシロのバランスがぶれちゃうと、人生全部がぶれちゃう弱者なんだと思う。
だからなるべく同じ配分の人で集まって、それが正しいと確かめ、強くなろうとするのだろう。
イタチが言ってた、クロを突き進んだ先にシロがあるっていうのもちょっと理解できる。
そういう人は、自分は自分が思うほど強くないっていうのもわかってるのかもしれない。
だからこそひとりになって、強くなって、それがシロだったと証明する必要があるのだろう。
この映画の中には、そういう人が何人かでてくる。イタチ、ヤクザ、ヘビなど。
みんなその圧倒的な力で、人が簡単には太刀打ちできないものを作り上げる。組織、社会、力…
世の中ってきっとそういうことなんだよなあ。
最後、クロは、シロを信じた。
あと、愛は信じられるって言葉が印象に残ってる。
それがこの映画の答えなのかも。
ひさびさの映画感想文でした🐥🐥🐥
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