今敏の映画4本みてみた 後編
今回は後半の2作品
東京ゴッドファーザーズ と パプリカ のついて、書きたいと思います
・東京ゴッドファーザーズ(2003)
1949年のアメリカ映画、3人の名付け親 から着想を得て作られた、今敏監督のオリジナル作品です。
簡単に言えば、オカマのホームレスが子供を拾って届ける話で、奇跡の繰り返し起こるという展開なので
ある意味よくある展開の映画ともいえるかもしれませんが、今監督の独特の感性やアクセントが添えられ、"それだけではない" 見応えのある映画だと思います。
とてもハートフルなお話で、私はこの作品をパプリカのあとにみたので、こんな平和な話もあるんだーと思ってびっくりしました
しかしそのあと Perfect blue をみたので、見事に打ち砕かれました...はい。笑
あまり刺激的なものが好きじゃない方は、是非こちらの映画をみてください!笑
赤ちゃんの奇跡、世の中の巡り合わせ、現実ではありえないだろうなということが起こってしまうのが映画の世界。そしてホームレスたちの人情。
思わず微笑んでしまうそんな映画でした。
・パプリカ(2006)
言わずと知れた名作、私が初めてみた今監督作品です。
夢と夢が交差する夢、嫉妬と愛の結末
悪と正義で成り立つ世界の縮図?
それとも覚醒した夢の現実?
思わずそんな風に感想を書きたくなるような、今敏、最後の映画です。
平沢進の音楽とこの映画のマッチングが本当に素敵で、世界観をより効果的に表現していると思います。
現実と夢が交差する、支配する力
カップラーメンの汁に崇め奉る
ぜんぜん思いつきませんが、きっとみて頂いたら理解していただけると思います...笑
どの映画も同じことが言えると思いますが、まず1回みて全部を理解するのはまず不可能だと思います。
わたしも複数回みて、解説も読んで、ようやく頭が追いついたように思います。
でもこの頭の混乱こそが狙いなんでは?と思うので
ぜひ、心がぐちゃぐちゃな時にみることをオススメします。頭もぐちゃぐちゃになって、逆にスッキリします!笑
以上、今敏の映画4本みてみた、でした!
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